私は元々、広義のアートに魅了され自身も空間や音楽、現象など学び生業にしていました。
また幼少期から母が接客業をしている姿を見て育ち、自身も自然に飲食店など通じて接客とは?おもてなしとは?などを考える様になり、外国のホスピタリティとの対比や文化思想の違いを実感しました。アート、もてなし、伝統文化、アイデンティティなどの問いを追いかけて来た先に「茶の湯」茶道に行き着きました。
歳を重ね、もう遊びよりも心の学び場を探している時、初めてお茶会に参加して衝撃を受けました。そこには今まで出会ったことのない人達がいて伝統と修養があり、ある種それは日本人の「遊び」でした。しかしその遊びには奥ゆかしい程の雅さと、時間をかけた鍛錬があるのでした。私自身が体験した感動と、私が日々楽しくお稽古している内容を共有できたらと思います。茶道では弟子達と師匠を社中と呼びます。私は社中は家族であり、社中と共に日本精神を学び、心を修める修練を生涯して行きたいと思っています。また社中として茶道文化の継承に一躍担う存在でありたいと思っています。